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5RUM 版、 ブレーキメンテナンスです。

フロントキャリパーは、 5SJC と構造が同じですので、 5SJC 版ブレーキメンテナンスのページがそのまま参考になると思います。 400 はダブルディスクですが、 キャリパーを一つずつ作業すれば、 やはり手順は同じです。 両方のキャリパーに対して一辺に作業行うと、 揉み出し作業中にビストンが抜け落ちてしまう可能性があります。 決して両方のキャリパーを一辺にやらないで下さい。

作業は、 エアクリーナボックスがある程度動いたほうが楽に行えます。 まず、 エアクリーナボックスを取り付けているネジを取り外します。 次にリアキャリパーをパッドサポートから取り外します。 パーキングブレーキのためのワイヤーがリアキャリパーに来ていますが、 これは、 キャリパーをパッドサポートから取り外してから、 ワイヤーを引っ張って取り外した方が楽です。

エアクリーナボックスを取り付けているネジは、 黄色の丸印で示しました。 キャリパーを取り付けているネジは、 白の丸印です。

エアクリーナボックスを取り付けているネジを取り外すことで、 エアクリーナボックスはある程度は動きますが、 5SJC と比べると、 サイレンサーが上部に取り付けられているし、 こちら側にまでエアクリーナボックスがあるため、 作業をするのに十分な隙間がありません。 サイレンサーとエアクリーナボックスをウエスなどで保護すると良いでしょう。 サイレンサーやエアクリーナボックスを傷つけずに済みます。

GRAND MAJESTY 系リアキャリパーは、 パーキングブレーキの機構が、 普通車のサイドブレーキの機構と同じになったため、 ピストンがこのような形をしています。 揉み出しをしようとして手で押して戻そうとしても戻りません。 工具を使っても押し戻しではダメです。 時計方向に回して戻すのです。

また、 メンテナンスが終わって、 キャリパー元通り組み付ける際、 ピストンに切られた溝が、 この状態になるようにしてください。 パッドについている凸が、 この溝と組み合わさるからです。

本当は専用工具を使ったほうが良いに決まっているんですが、 このようにラジオペンチでも代用できます。 一番最初に回すときだけ、 硬くて回らないかもしれません。 その時はラジオペンチの口を広げて回せば、 後はわりと楽に回ります。

あまりぐりぐりと回すと、 ピストンシールがねじれてしまったり、 痛んでしまったりするのでゆっくり回します。

時計方向にピストンを回すとここまで戻ります。 ここできちんと戻さないと、 ブレーキを引き摺るようになってしまうので、 きっちり戻しましょう。 白いジェル状のものはラバーグリスです。 Redex MH7770 を以前は使っていましたが、 最近はラバーグリスを使うようにしました。

いくら回してもここまで戻らない場合は、 マスターピストンのフルードタンクの蓋を一度開け、 空気を逃がしてやります。 フルードタンクの蓋を開ける際は、 まず、 蓋を止めているネジを取去り、 ステアリングを切って、 フルードタンクが水平になるようにし、 フルードタンクを包むよう周りにウエスを巻きます。 これは、 ブレーキフルードが万が一こぼれても、 被害を最小限にするための工夫です。 空気を逃がしたら、 タンクの蓋は閉めてください。 作業中にフルードが溢れると悲惨なことになります。

揉み出し作業は、 パーキングブレーキのためのカムを使ってピストンを押し出すと簡単で良いです。 ただし、 出し過ぎないように注意してください。 ラバーグリスを綺麗に拭き取ったら、 またビストンを時計方向に回して戻し、 パーキングブレーキのためのカムを使ってピストンを押し、 ラバーグリスを拭う… これをラバーグリスが残らなくなるまで繰り返してください。

揉み出しが終わったら組み付けですが、 前記したように、 ピストンに切られた溝の位置に注意してください。 この位置決めですが、 若干行き過ぎておいて、 少し戻すことで指定の位置になるようにすると良いです。 ピストンシールのねじれを防止するためです。


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